バカでも年収1000万円

バカでも年収1000万円」なんていうタイトルを聞けば、「かなり怪しい本」だと感じて、手に取らない人も多いことだと思います。私自身、もしこの本の著者が私と同じ市の出身で、同じ地域のFacebook仲間がコメントを書いていなかったら、見向きもしなかったことでしょう。

内容は、と言うと、これまた「バカ6大奥義」に加えて「バカ15法則」と「バカ16スキル」と、人をバカにしたような見出しが並びますから、怪しさは倍増。胡散臭さ百倍。

ところが読み始めてみると、怪しい表現の中に重要なポイントが隠されていることがわかります。アメリカで経営学の大家が書けば、書き方はまったく異なったものになって、さらにベストセラーになるかもしれない内容が、人をバカにした見出しの下に、怪しげな文体で並べられています。

例えば質よりも速度重視。例えば目標は持たない。多くの人が言っていること、勧めていることとは正反対のことが書かれていますが、その裏には合理性が隠されています。

私も先日講師を務めましたが、「計画を立てても無駄」なんてぶってきたら、「前の講師と言っていることがまったく逆!」と混乱する人が出てきてしまいました。

はっきり言ってこの本の好き嫌いは分かれることでしょう。文体のせいでかえって信用しない読者もいることでしょう。でも、この本に書かれていることには、私はおおむね同意見であることを記しておきたいと思います。