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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
ISBN:9784594049669
リリー・フランキー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ - 書評

まもなくドラマになるそうですが、確かにドラマ向きの話だと思います。
父親はいるけど、小さい頃から別居状態、母と二人暮らしをしてきた主人公が、ひたすら自分と母親について語る物語です。前半の舞台は北九州で、文中の会話はどっぷりと方言で進み、温かい雰囲気をだしています。

主人公は母と二人、家を転々としながら育ちます。
けっして世間で言う幸せな人生ではないのですが、母親はいつも一人息子を大切にして、貧しい中にも精一杯おいしいものを作って食べさせ、なんでも人並み以上のことをしてやります。
主人公の方は高校時代から下宿をし、大学は東京で、親の目の届かないのをいいことに、自堕落な生活をするのですが、母はいっしょうけんめい送金し留年も許します。
サラ金の返済もしてやります。

そんな息子もやがて落ち着いて、母の体調が悪くなったこともあって、東京に呼び寄せ、一緒に暮らし始めます。
この頃は幸せな日々が少し続きます。料理の得意な母親は息子の友人たちにせっせとおいしいご飯を作って食べさせてあげ、主人公のまわりはいつも人が集まるようになっていきます。

しかしそんなときもつかの間、母親はがんを患い死んでしまうのでした。
主人公が母親を失うことへの恐怖をひしひしと感じる辺りがすごい臨場感で伝わってきました。

ほんとうに愛すべき肝っ玉かあさんで、明るくて、お料理や他の家事もでき、息子や周りの人々(やウサギ)のために心から世話をしてあげる人でした。
(こんなりっぱなお母さんがいたら、まず嫁の来てはないだろうと思いますね。)
その通夜にはお母さんを慕う大勢の人々が集まったのでした。

自分の親たちがだんだん年を取ってきたこのごろ、この話は身につまされる部分が多々あります。なんとなく自分の親はいつまでもいてくれるような気がするのですが、やはりいつかはこんな風に別れるときが来るのでしょう。
また自分も親として、これほどまでに自分をなげうって子どもにしてやることができるだろうか、一昔前の親たちと比べると自信がありません。

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