さまよえる湖
スウェン・ヘディン
さまよえる湖の著者、スウェン・ヘディンは有名なスウェーデン人の探検家で、特に中央アジア、革命以前の中国奥地の砂漠地帯、旧シルクロードのあたりを探査して多くの考古学的な発見を成し遂げた有名人です。
筆者が子どものころに読んだのは「中央アジア探検記」というタイトルがついていました。成人してからこれをもう一度読みたいと思い、探してみましたが見つかりません。筆者が思うに、どうやら、子ども向けに彼の探検記の一部を抜粋して子ども向けの訳を付けたものだったようです。(これかな?)
タイトルのさまよえる湖は、ロプノールという名の湖で、タリム盆地にあり、川の流れによってその位置を変える、という不思議な湖です。その周辺の探検記がこの本です。今では神秘さはほとんど暴かれてしまった状況かも知れませんが、ヘディンの本を読んで以来、筆者は死ぬまでに一度はロプノールを訪ねたいと思っています。