アク・アク―孤島イースター島の秘密
トール ヘイエルダール, Thor Heyerdahl, 山田 晃
アク・アク―孤島イースター島の秘密は現在一冊の文庫になっていますが、筆者がかつて買った時は上下2巻に分かれていたと記憶しています。
ヘイエルダールは コンチキ号漂流記 で一躍有名になった考古学者・冒険家です。彼があのモアイ像で有名なイースター島のなぞに挑む話が本書の内容です。なんだか舞台設定、登場人物を考えるだけでわくわくしてきます。
そして彼は決して読者を裏切りません。イースター島で行われる新たなる発見。オーソドックスな考古学からは異端扱いのヘイエルダールかもしれませんし、彼の書く文章は面白すぎてフィクションではないかと疑ってしまうほどですが、単なるノンフィクションとしてだけではなく、エンターテインメントとして読んでも一級品だと思います。