バカでも年収1000万円

バカでも年収1000万円」なんていうタイトルを聞けば、「かなり怪しい本」だと感じて、手に取らない人も多いことだと思います。私自身、もしこの本の著者が私と同じ市の出身で、同じ地域のFacebook仲間がコメントを書いていなかったら、見向きもしなかったことでしょう。

内容は、と言うと、これまた「バカ6大奥義」に加えて「バカ15法則」と「バカ16スキル」と、人をバカにしたような見出しが並びますから、怪しさは倍増。胡散臭さ百倍。

ところが読み始めてみると、怪しい表現の中に重要なポイントが隠されていることがわかります。アメリカで経営学の大家が書けば、書き方はまったく異なったものになって、さらにベストセラーになるかもしれない内容が、人をバカにした見出しの下に、怪しげな文体で並べられています。

例えば質よりも速度重視。例えば目標は持たない。多くの人が言っていること、勧めていることとは正反対のことが書かれていますが、その裏には合理性が隠されています。

私も先日講師を務めましたが、「計画を立てても無駄」なんてぶってきたら、「前の講師と言っていることがまったく逆!」と混乱する人が出てきてしまいました。

はっきり言ってこの本の好き嫌いは分かれることでしょう。文体のせいでかえって信用しない読者もいることでしょう。でも、この本に書かれていることには、私はおおむね同意見であることを記しておきたいと思います。

華僑流おカネと人生の管理術 宋 文洲

華僑流おカネと人生の管理術」は宋 文洲さんが書いた生き方の本。この本だけのオリジナルな話題は、ひょっとしたらないかもしれないけど、共感できる考え方。

人生において一度も就職したことがなく、50歳前になって起業した僕自身と重ねて読む部分も多い。まあ、宋 文洲さんの会社は上場して、僕の会社はかろうじて黒字だけど低空飛行、という大きな違いはあるけど。それでも「やりたいことをやっている」というあたりは共通かな。

実践的オンラインマネー獲得法―あなたのサイトにジャンジャンお金が流れ込む!!

実践的オンラインマネー獲得法―あなたのサイトにジャンジャンお金が流れ込む!! ロバート・G. アレン
ロバート・G. アレン
東急エージェンシー出版部 2003/01
定価:¥ 1,785

その名のとおり、インターネットを利用して儲けるための本。ただし英語のタイトル「Multiple Streams of Internet Income」の方が、当たり前のことながら内容に近いと言えます。

つまり、単なる「儲け方」の本というよりも「いろいろな儲け方の本」と解釈する方が実態に近いし、またアメリカと日本との違いはあるものの、それぞれの方法で儲けている人の実例が出ているのは参考になります。

また他の「インターネットで儲けよう」というほんとの違いは、インターネットを「多くの顧客を呼び込むために使う」だけに使うのではなく、そこから顧客のロイヤルティーをどう引き出していくか、という、まさにマーケッティングのノウハウや意義について書かれている点でしょう。自分のコンテクストではどうすればよいかを考え、実行に移すと非常に効果的であると思います。

キャッシュフロー 金持ち父さん貧乏父さん

キャッシュフローという言葉をご存知でしょうか?

金持ち父さん 貧乏父さん」はかなり売れた本で、近所の書店にも一年くらい山積みになっていましたから、ご覧になられた方も多いかと思います。ビジネスで金持ちになった父さん(正確には友だちの父さん)と、地位は高かったけどもお金には困っていた勤め人の父さんとの生き方・考え方を比べることによって、「お金から自由になる」というのはどういうことか、そのためにはどう変わらなくてはいけないかを教えてくれる書です。単なる「こうすれば良い」というビジネス書ではなく、人生の考え方の変化を迫る書だと言えます。あまりお金には興味のなさそうだった筆者の義理の母が、本書を絶賛したのは意外でした。

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」は、人には「従業員」「自営業者」「ビジネス・オーナー」「投資家」の4つがあり、それぞれに特徴があることを述べています。「人が自分のために働く」「お金が自分のために働く」のはビジネス・オーナーと投資家ですが、そこにどうしてなるべきなのか、また何が問題でなれないのか、という点を明らかにしてくれます。ちょっと文章に繰り返しが多くて冗長な感じもしますが、非常にわかりやすく、この本もお奨めできます。「持ち家は資産ではない」という指摘は、非常に鋭いです。

このほかに「金持ち父さんの投資ガイド 入門編 ― 投資力をつける16のレッスン」と「金持ち父さんの投資ガイド 上級編 ― 起業家精神から富が生まれる」が出ています。この2冊も面白いですが、入門編はちょっと他書を先に読んだ人には冗長なように思えます。入門編をはしょって上級編を読まれることをお勧めします。

さてロバート・キヨサキ氏の別の本が出ています。「金持ち父さんの子供はみんな天才 ― 親だからできるお金の教育」です。もちろんタイトルどおり、自分の子どもにファイナンシャル・リテラシーをどのように身につけさせるか、というもののようです。今回は貧乏父さんも、教育の面ではかなり高い評価で登場しているとか。

また、このシリーズの本の中で紹介されている、ロバート・キヨサキ氏が開発した「ファイナンシャル・リテラシー」を身につけるためのゲーム「キャッシュフロー101」(日本語版)などは楽天市場内に出展している東急ハンズのWEBショップなどで購入できます。